安倍晋三元首相(67)が奈良市で演説中に手製の銃で撃たれ、殺害された事件で、無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が昨年3~9月ごろ、県内のハイツ1室を借りていたことが奈良県警への取材でわかった。容疑者は「火薬を乾かすために借りた」と説明。県警は、遅くても昨年3月以降、銃に使う火薬の作製作業を始めていたとみて調べている。
捜査関係者によると、山上容疑者は「昨春ごろから武器製造を始めた」と供述しており、双方の供述を裏付ける形となった。
県警はこれまで、山上容疑者が同じ理由で昨年11月~今年2月ごろ、県内のシャッター付きガレージを借りていたことを明らかにしている。捜査関係者によると、「火薬を乾かすため、広い場所を確保する必要があった」とも説明しているという。
捜査関係者によると、山上容疑者は当初、圧力鍋を使った爆弾の製造を考えたが断念。「製造が難しく、対象をピンポイントで狙えないため銃の製造に変えた」と説明しているという。
県警によると、借りていたハ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル